ギャラリー KTO・サブスティテュート
substitute
ギャラリー KTO・サブスティテュートとは?
渋谷神南のモッズ ファッション ショップ "blues dress" の壁に ART 作品を展示していくプロジェクトです
about GALLERY KTO substitute
project to display ART works on the wall of the mod fashion shop "blues dress" in Jinnan, Shibuya
blues dress
http://www.bluesdress.com/
〒150-0041 東京都渋谷区神南 1-13-15 S-Glanz SHIBUYA (元 光立ビル) 1F
Koritsu Bld 1F 1-13-15 Jinnan Shibuya Tokyo Japan
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お問い合わせ
blues dress : 03-3461-7655
GALLERY KTO : 03-6881-9936 / kto.harajuku@gmail.com
現在の展示
current exhibition
大城夏紀 個展
「月とブルードレス」
2022年6月18日 (土)〜2022年7月12日 (火)
Sat Jun 18th 2022 ~ Tue Jul 12th 2022
左から
月傾きぬ No 1
Acrylic on wood and wood pan
37.7 30.3-1.6cm
陽炎の立つ見えて
Acryl on wood
174.25.8cm +
Trampatent wappings 02 ブルードレス
レーザープリント トレーシン ペーパー、ウレタンスポンジ
左から
Transparent wrappings 01 ブルードレス
レーザープリント、 トレーシン ペーパー ウレタンスポンジ
ブルードレス基準点
(エディション10)
レーザープリント、 トレーシン バーバー、ウレタンスポンジ
壁の作品
今夜ふしゅうの月 No.1
Acryas on wood panel
左から
今夜ふしゅうの月 No.2
Acivic on wood panel
30×6×3.5cm 2piece
今夜ふしゅうの月 No.1
Acivic on wood panel
30×36×3.5cm
30×6×3.5cm 2piece
月傾きぬ No.2
Acry on wood and wood panel
20.5×15.5×3.8cm
棚の上
月傾きぬ No.3
Acrylic on wood pans wood
16.2×8.6×3.5cm+α
〇月とブルードレス
遠い過去の歌人が見る風景に、私たちは残された言葉を通して近づくことができる。
そこにはきっと、写真や絵が残っていても踏み込めなかったであろうロマン/可能性が潜んでいると思う。
bluesdressさんは元々クラブイベントを主催していたDJで、MODSをテーマにしたイベント用の小冊子を発行していたらしい。クラブイベントで着られるような服を作ろうということでブランドが生まれたそうだ。
今の渋谷のお店とクラブイベントのイメージがなんだか重ならなくて、その物語がふわりとした雰囲気のようにお店に浮遊していると想像すると、万葉集のゆかりの地で和歌の風景を見る感覚と結びついて、月とレコードのかたちが頭に浮かんだ。
その見えないロマンを、見えないようなまま形にすることはできないだろうか?ということを考えた。
杜甫の見る「ふしゅうの月」は、遠くの地で暮らす妻を照らす月だった。漢詩を背景に、和歌の文字の表現を試みた柿本人麻呂が月に何を重ねていたかは定かではないが、人麻呂の月はリズムがあって、強く短く心に残る。
杜甫と柿本人麻呂とブルードレスにつながりはないけれども、東京にいて見る月は、同じ月をウクライナでもロシアでも人は見ていて、月はどこでも、いつでも、同じはずである。
杜甫と柿本人麻呂の言葉が作る風景における空間の動きを抽象化した小品と、「ブルードレス」の包装紙で包まれた立方体の小品を展示する。
〈略歴〉
大城夏紀 http://oshironatsuki.com
1985年目黒区生まれ、横浜市在住。
川崎市のアトリエにて制作。
早稲田大学第二文学部卒業、阿佐ヶ谷美術専門学校を経て、2012年東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了。
2018年シェル美術賞第1回レジデンス支援プログラムによるパリでの滞在制作をきっかけに、近年は自作の模様を取り入れた絵画を空間的に展開する試みを行う。社会の記号性と、日本庭園の見立ての手法に着目しながら、和歌・詩・庭園などにおける風景をテーマにした作品を制作している。
個展
2021年NADiff Window Gallery vol.7大城夏紀「風景とファンタジー」NADiff a/p/a/r/t・東京
2021年「鳥が鳴いて私は涙する」KATSUYA SUSUKI GALLERY・東京
2018年「Rhapsody in French garden」オープンスタジオ、Cite international des arts・パリ
2018年「山と荒磯 dal segno」ART TRACE Gallery・東京
2017年「ossis」CLOUDS ART+COFFEE・東京
2016年「pianissimo」ART TRACE Gallery・東京
2011年「風景の発見」CS ギャラリー 東京造形大学・東京
近年のグループ展
2021年「CORE part3」阪急MEN’S TOKYOタグボート・東京
2021年「紙の上の思考Ⅶ -words Thoughts through Drawing」Gallery惺SATORU・東京
2020年 アートハウスおやべ開館5周年展「あゆのかぜいたしくあゆはしる-見えないものに触れる時」アートハウスおやべ・富山
2020年「二つの自然」ポート アート&デザイン津山、NishiIma25・岡山(岡山県アーティスト滞在・交流事業)
2019年「シェル美術賞2019 レジデンス支援プログラム2018 レジデント展示」国立新美術館・東京
2019年「Pick Up」REIJINSHA GALLERY・東京
2019年「雲のような線 Line, such as a cloud」SAKuRA gallery・東京
2019年「Retro Machinism」TO OV cafe/gallery・札幌、Newld・東京
「3331ART FAIR 2018」アーツ千代田3331・東京、「札幌アートフェア2016」札幌クロスホテル・北海道(Art Labo北舟)などグループ展多数。
シェル美術賞2017入選、ワンダーシード 2015入選、第26回三菱アートゲート・プログラム入選、阿佐ヶ谷美術専門学校「同窓会賞」受賞。
第26回 ホルベイン・スカラシップ奨学生。
レジデンス
2018年11-12月 シェル美術賞第1回レジデンス支援プログラム/Cite international des artsフランス・パリ