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exhibition

大西晃生 & 張可可
「コネクト connect」

2023年6月24日 (土) 〜 2023年7月18日 (火)

Sat Jun 24th 2023 〜 Tue Jul 18th 2023

【概要】
 大西晃生と張可可の二人展「コネクト connect」が開催されます。テーマは“connect”、「接続する」や「関係づける」という意味をもつ動詞です。
 現在国内外で注目を集める大西は匿名性の高い現代的な肖像を描き、張は欧米のポップアートを独自の仕方で解釈し絵画化する稀有な作家です。本展では、活動の拠点を異にする両者を接続させることが目指されています。
 実際、1986年に中国で生まれた張と、1996年に日本で生まれた大西は、偶然にも類似した絵画を描いています。張の《Helios-Sol vol.2》(2022年)と大西の《遠くを見る知人》(2022年)を見てみましょう。両作ともに鑑賞者から視線を逸らし、画面奥に顔を向ける人物が描かれています。さらに、背景はいずれも、黄や緑といった単色で塗られています。ここから、二人は予期せぬ「接続」を果たしていると言えるのではないでしょうか。
 ヨーロッパの美術大学を卒業している張の《Helios-Sol vol.2》は、ゲルハルト・リヒターの《ベティ》(1988年)を強く想起させます。このドイツの大画家の絵画は、大西の《遠くを見る知人》にも似ています。大西が本作の背景に採用した深みのあるグリーンは、《ベティ》の背景に使われている色に近いです。そして、ここに第二の「コネクト」があります。大西と張は、時間的に先行する作品との「接続」も重視しているのです。
 本展覧会にて、絵画という同じメディウムを用いて制作を行う、大西と張が提示する多様な「接続 connect」を、是非ご覧ください。

大西晃生《遠くを見る知人》2022年

カンヴァスにアクリルガッシュ、アクリル

727×606mm

張可可《Helios-Sol vol.2》2022年

カンヴァスにミクストメディア

1010×760mm

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【作家略歴】
○大西晃生
1996 岡山県生まれ
2018 CAF賞入選
2019 京都精華大学デザイン学部イラスト学科イラストコース卒業
2020 シェル美術賞入選

○張可可(チョウ・ケオズ)
2009 Academy of Arts and Design, Fuzhou University, Xiamen China
2012 DNAP (Diplome National d'Arts Plastiques) Ecole des Beaux-arts d'Angers, Angers France
2015 DNSEP (Diplome national superieur d'expression plastique option art ) Ecole des Beaux-arts d'Angers, Angers France

■展覧会
○大西晃生
・個展
2020「live coverage」KUNST ARZT
2021「still life」ギャラリークトー
2021「still life 2018 - 2020 ギャラリークトー in 名古屋」bluesdress L'ESPRIT NOUVEAU(現 BDギャラリー)
2021「意識のコンテナ」yuge
2021「paper craft」KUNST ARZT 2021「paper craft (human)」ギャラリークトー
2022「I’m tired」ギャラリークトー

・グループ展
2018「セイカジャック」京都精華大学GALLERY FLEUR 2018「CAF賞2018」代官山ヒルサイドテラス 2018「東/京/都(東京編)」中野meee
2018「 東 / 京 / 都( 京 都 編 )」y u g e
2019「京都精華大学展2019」京都精華大学
2019「幽体的浮遊感」ギャラリーLv.10
2019「東下」rusu
2019「 孤 独 と 連 帯 」プ ラ イ ベ イ ト
2019「ALLNIGHT HAPS 2019後期「Kangaru」」HAPS オフィス 1F
2019「芸術動画ヤミ市ー冬のマーケット」BUCKLE KOBO
2020 「VIEWS」River Coffee&Gallery
2020「Meteoron: 11人の人たちにとってローカルになるから(はならぁと2020)」滝野邸町家(天理)
2020「グランドクロス」京都精華大学本館ギャラリー
2020「コロニー」MEDIA SHOP | gallery 2
2020「YY-U25」ygion
2020「中山いくみ・大西晃生 二人展 貌」ギャラリークトー
2020「シェル美術賞展 2020」国立新美術館
2021「セカンドアタックっていう冒頭」VOU/棒 1Fギャラリー
2021「ディスディスプレイ」CALM&PUNK GALLERY
2021「FOG AREA」excube
2021「カズナカガワ展 東京巡回展」GALLERY KTO
2021「Prologue XII」GALLERY ART POINT
2021「untouched friction」Art Lab TOKYO
2021「YY-U25 vol. 2」ygion

○張可可(チョウ・ケオズ)
・個展
2014 Soft Porno, Le Quai - Centre dramatique national, Angers Franc
2017 12e Salon de jeune creations, Maison de jeune createurs Louis Lepage, Paris France
2019 Love Love Love-Shape of love, Maike Center, Xi'an China
2022 Myth around the corner, Toku Gallery, Nan

・グループ展
2009 La Chine se regarde, Antibes France
2011 Dedans/Dehors, Hotel Mercure d'Angers, Angers France
2012 Foreigner, Ecole des Beaux-arts d'Angers, Angers France
2013 Un samedi en ville, Chapelle des Ursules, Angers France
2014 Les distances invisibles, L'institut Confucius, Angers France
2015 Context(e), Le musee des Beaux-arts d'Angers, Angers France
2017 Troposphere, espace le Six B, Paris France
2017 Dedans/Dehors, MPAA, Paris France
2018 YANGTZE ART FAIR, Nankin China
2019 The drawing hand, Magda Danysz Gallery, Shanghai China
2020 Shiny art animal crossing, Extra Time, Shanghai China
2021 Open Close Open, Toku Gallery, Nanjing China
2021 Super Player, FAS, Times art museum, Beijing China
 
■アートフェア/レジデンス
○大西晃生
2022「アートフェアアジア福岡 2022」ホテルオークラ福岡
2023「アートフェア東京 2023」東京国際フォーラム
2023「Affordable Art Fair」Shanghai Exhibition Centre

○張可可(チョウ・ケオズ)
2015 workshop avec Guillaume Constantin dans I'Atelier Calder, Sache France

大西晃生《思い出せない》2022年

カンヴァスにアクリルガッシュ、アクリル

410×318mm

張可可《Diva-dreamer》2023年

カンヴァスにミクストメディア
1010×830mm

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